作品ができるまで

工程をお見せします

土練り

土の硬さを均一にし、気泡を抜きます

粘土の中にはたくさんの気泡が入っています。
しかし気泡が入っていると高温の釜で焼いたときに膨張し、陶器が破裂してしまいます。
土練は非常に重要な工程ですが、習得するには練習が必要です。

成形

ろくろや手びねりで形を作ります

手びねりやロクロ成形などの方法で、湯飲みや皿などの形を作ります。
マグカップの取っ手などを別パーツで作り後で接着する場合や、高台(底の部分)を成形する場合は、少し乾燥させてからの作業が必要になります。

乾燥

風に当てずにゆっくりと乾かします

不十分な乾燥や急激な乾燥は、ひび割れや歪みの原因になります。
全体を均一に、丁寧に乾燥をします。

素焼き

色付けの前に700〜800度で焼きます

乾燥させただけの粘土は釉薬の水分を吸って元に戻ってしまいます。
素焼きを行うことで生地を強化し、この後の工程の準備をします。

色付け(施釉)

釉薬(うわぐすり)をかけます

お好みで器に絵を描くこともできます。その後釉薬をかけます。
釉薬は高温で溶け、器の表面にガラス質の皮膜を作ります。
これにより汚れや水漏れを防ぐだけでなく、特有の美しい光沢や様々な色・模様を生み出すことができます。
陶芸体験では、豊富な種類の中からお好みの釉薬をお選びいただけます。

本焼き

1200-1300度で本焼きします

焼き物作りの最終工程とも言える本焼きは、素焼きとは比べ物にならないほど硬く焼き締まります。
陶芸館では、ガス釜にて精密な温度管理のもと焼き上げます。

完成

仕上げをして完成です